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海藻パックとは？ 効果と誇大広告HEADLINE
美白・デト効果・アトピー改善効果に注意！
海藻パック（タラソテラピー海藻パック）とは、海藻がもつ美肌力を利用したフェイシャルパックです。アルゲパック（アルゲマスク）やアルゴパックなどとも、呼ばれることがあります。狭義には海洋性の藻だけの使用ということですが、広義にはクロレラ等の淡水性の藻や、珪藻の抜け殻である珪藻土を使用した商材まで含まれます。
海藻パックの形態としては、美容成分の一部として海藻エキスを配合して、他の化粧品成分で美肌効果を狙った製品もあれば、海藻粉末を主要美肌成分として配合した本格的な商材まで様々です。本稿では主として本格的な海藻パックについて、書いてまいります。
日本国内で販売されているほとんどの海藻パックは、緑色です。これは真昆布の近似種である「ラミナリア・ディギタータ」という海藻が、配合されています。主たる美肌効果はお肌の引締めで、褐藻類に多く含まれるフロロタンニンという成分が役割を果たします。その他の作用として、お肌への海洋ミネラルの補給による血行促進や、抗酸化作用に擦れた天然型ビタミンCのお肌への補給等があげられます。
ここで注意しなければならないのは、昆布を含む褐藻類のみ配合の海藻パックでは、充分な保湿効果を得られないということです。海藻パックは保湿効果があるとよく言われていますが、じつはほとんどの海藻パックには保湿効果はありません。保湿効果を求めるのであれば、ラミナリア・ディギタータを主要美肌成分としない、非緑色海藻パックということになります。単なる緑色海藻パックと違って、非緑色海藻パックの処方設計は難しく、高度な経験と知識が必要とされています。
基本的には海藻パックの美肌効果は、この程度にとどめておくべきでしょう。この程度といっても、とくに非緑色海藻パックで得られる保湿効果はたいへん優れていて、お肌の砂漠化で開いていた毛穴は施術後には、キレイに引き締めてしまうパワーさえ持ち合わせてきます。おそらく他の商材では得られないほどの、優れた保湿効果です。その他テカリ防止としても即効性があり、いちご鼻の改善にさえも効果を発揮できます。またお肌が粉を吹いたように白っぽくなる粉ふき肌（肌粉ふき）をキレイに仕上げるなどいった、おおよそ他のスキンケア製品では達成できないことも、非緑色海藻パックがもつ力で実現可能となります。
さきほど海藻パックに期待できる美肌効果を限定しましたが、実際の市場ではもっと様々な効果が宣伝されています。よく宣伝されている効能効果として、美白効果をあげることができます。その他には、デトックス（毒素排出）効果といった効果なども、よく見かけます。そしてこれは一部のアトピービジネス業者による宣伝と思われますが、海藻パックによるセルフメディケーションによるアトピー改善効果です。これらの宣伝を鵜呑みにすのは危険です。
まず最初の美白効果ですが、なるほどお肌が健康に導かれてキメが整えば、ワントーン〜ツートーン明るいお肌に改善されるかもしれません。ですから「くすみのない透明感のあるお肌」になることを「美白」と定義するのであれば、そう言えるかもしれません。しかし施術後にお肌がまっ白になるような美白効果は、海藻パックにはないと考えるべきです。もし即効でお顔がまっ白になるのであれば、こっそりと偽美白成分が配合されている危険性があります。その場合は肌代謝が低下するだけでなくお肌の老化が促進されて、お肌は確実に美しさを失うでしょう。
次にデトックス効果ですが、海洋ミネラルがお肌に作用して、お肌の血流がアップするのは事実でしょう。しかし果たしてそれだけで、お肌のデトが完結するとは考えにくいことです。デトックスをお求めの場合は海藻パックではなく、食用海藻で行うべきでしょう。おいしく健康的かつ安全に、全身レベルでデトックスができます。デトに効果的な海藻は、ネバネバが多いものがよろしいでしょう。たとえばモズクやメカブなどであれば、ヨード含有量も穏やかで、多少多めに食しても安全です。
最後のアトピー肌改善効果ですが、これは大いに危険です。まず海藻パックに含まれる、海藻以外の添加物による悪影響が考えられます。また海洋ミネラルをお肌に補給するわけですから、血流が上昇してポカポカして、痒みが出る危険性が高いのです。いったんそのような状況になれば、なかなか痒みはとれないでしょう。少なくとも主治医の先生とのご相談の上で行うべきで、無断のセルフメディケーションはすべきではありません。
以上のように、海藻パック、とりわけ非緑色海藻パックには引締め効果の他に、他のスキンケア商材では得られない、卓越した潤い効果が期待できます。スキンケアにおいて最も難しく、そしてお肌にとってイチバン大事なことは、お肌に水分をとどめること、すなわち保湿効果です。これを簡単にできてしまうのが、この非緑色海藻パックというわけです。ここに海藻パックの意義があると言っても、決して過言ではないでしょう。
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海藻パックの形態としては、美容成分の一部として海藻エキスを配合して、他の化粧品成分で美肌効果を狙った製品もあれば、海藻粉末を主要美肌成分として配合した本格的な商材まで様々です。本稿では主として本格的な海藻パックについて、書いてまいります。
日本国内で販売されているほとんどの海藻パックは、緑色です。これは真昆布の近似種である「ラミナリア・ディギタータ」という海藻が、配合されています。主たる美肌効果はお肌の引締めで、褐藻類に多く含まれるフロロタンニンという成分が役割を果たします。その他の作用として、お肌への海洋ミネラルの補給による血行促進や、抗酸化作用に擦れた天然型ビタミンCのお肌への補給等があげられます。
ここで注意しなければならないのは、昆布を含む褐藻類のみ配合の海藻パックでは、充分な保湿効果を得られないということです。海藻パックは保湿効果があるとよく言われていますが、じつはほとんどの海藻パックには保湿効果はありません。保湿効果を求めるのであれば、ラミナリア・ディギタータを主要美肌成分としない、非緑色海藻パックということになります。単なる緑色海藻パックと違って、非緑色海藻パックの処方設計は難しく、高度な経験と知識が必要とされています。
基本的には海藻パックの美肌効果は、この程度にとどめておくべきでしょう。この程度といっても、とくに非緑色海藻パックで得られる保湿効果はたいへん優れていて、お肌の砂漠化で開いていた毛穴は施術後には、キレイに引き締めてしまうパワーさえ持ち合わせてきます。おそらく他の商材では得られないほどの、優れた保湿効果です。その他テカリ防止としても即効性があり、いちご鼻の改善にさえも効果を発揮できます。またお肌が粉を吹いたように白っぽくなる粉ふき肌（肌粉ふき）をキレイに仕上げるなどいった、おおよそ他のスキンケア製品では達成できないことも、非緑色海藻パックがもつ力で実現可能となります。
さきほど海藻パックに期待できる美肌効果を限定しましたが、実際の市場ではもっと様々な効果が宣伝されています。よく宣伝されている効能効果として、美白効果をあげることができます。その他には、デトックス（毒素排出）効果といった効果なども、よく見かけます。そしてこれは一部のアトピービジネス業者による宣伝と思われますが、海藻パックによるセルフメディケーションによるアトピー改善効果です。これらの宣伝を鵜呑みにすのは危険です。
まず最初の美白効果ですが、なるほどお肌が健康に導かれてキメが整えば、ワントーン〜ツートーン明るいお肌に改善されるかもしれません。ですから「くすみのない透明感のあるお肌」になることを「美白」と定義するのであれば、そう言えるかもしれません。しかし施術後にお肌がまっ白になるような美白効果は、海藻パックにはないと考えるべきです。もし即効でお顔がまっ白になるのであれば、こっそりと偽美白成分が配合されている危険性があります。その場合は肌代謝が低下するだけでなくお肌の老化が促進されて、お肌は確実に美しさを失うでしょう。
次にデトックス効果ですが、海洋ミネラルがお肌に作用して、お肌の血流がアップするのは事実でしょう。しかし果たしてそれだけで、お肌のデトが完結するとは考えにくいことです。デトックスをお求めの場合は海藻パックではなく、食用海藻で行うべきでしょう。おいしく健康的かつ安全に、全身レベルでデトックスができます。デトに効果的な海藻は、ネバネバが多いものがよろしいでしょう。たとえばモズクやメカブなどであれば、ヨード含有量も穏やかで、多少多めに食しても安全です。
最後のアトピー肌改善効果ですが、これは大いに危険です。まず海藻パックに含まれる、海藻以外の添加物による悪影響が考えられます。また海洋ミネラルをお肌に補給するわけですから、血流が上昇してポカポカして、痒みが出る危険性が高いのです。いったんそのような状況になれば、なかなか痒みはとれないでしょう。少なくとも主治医の先生とのご相談の上で行うべきで、無断のセルフメディケーションはすべきではありません。
以上のように、海藻パック、とりわけ非緑色海藻パックには引締め効果の他に、他のスキンケア商材では得られない、卓越した潤い効果が期待できます。スキンケアにおいて最も難しく、そしてお肌にとってイチバン大事なことは、お肌に水分をとどめること、すなわち保湿効果です。これを簡単にできてしまうのが、この非緑色海藻パックというわけです。ここに海藻パックの意義があると言っても、決して過言ではないでしょう。
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